ダル 29日にキャッチボール再開も…厳しい台所事情

[ 2014年3月27日 09:32 ]

 ダルビッシュの首の検査結果について、レンジャーズのレバイン・ゼネラルマネジャー補佐は「いい知らせだ」と前置きして伝えた。骨や筋肉などに異常が見られず、29日にキャッチボールを再開できることになった。

 ただ、18日に投球練習を行って以来、まともにキャッチボールもできない。ブルペンやマイナー登板などで調整をやり直すことを考えれば、4月上旬の復帰も簡単ではないだろう。故障者リスト入りは現実的な選択となる。

 チームは頼みの「大黒柱」を欠き、苦しい中で開幕を迎える。ハリソン、ホランドと実績のある先発に故障が相次ぎ、ダルビッシュが務めるはずだった開幕投手の代役は、メジャーで先発が一度もない3年目の投手が選ばれた。5人目の先発には2Aまでの経験しかない若手が入った。

 ワシントン監督は「われわれはいるメンバーで前に進むしかない」と言う。開幕投手の回避が決まった25日、ダルビッシュは「(監督に)俺たちは待っている、と言われた」と明かした。この切実な言葉が厳しい台所事情を物語っている。(共同)

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2014年3月27日のニュース