ヤクルト 藤田太陽が引退「ユニホームを着る資格がないのかな…と」

[ 2013年12月26日 07:55 ]

現役引退する藤田

 今季限りでヤクルトを自由契約となった藤田太陽投手(34)が現役を引退することが25日、分かった。阪神、西武と3球団を渡り歩いたプロ人生に、13年で終止符を打つ。

 「いろいろとお世話になってきた方もいるし、簡単に辞められないとずっと悩みました。ただ、肘のことで100%の力を出せなくなっていたので、ユニホームを着る資格がないのかな…と」

 戦力外通告から2カ月強。現役続行の可能性を模索してきたが、最後の結論は引退だった。今季は中継ぎとして20試合に登板。だが、その裏では慢性的な右肘の痛みと闘っており、鍛え抜いた体も、もはや限界だった。

 「泥水を飲んでいる時間の方が圧倒的に長かったけど、初勝利と西武で優勝争いをさせてもらったのはいい思い出です」

 00年ドラフトで阪神を逆指名して1位で入団。02年9月3日の広島戦で初完投初勝利。将来を嘱望されたが、右肘手術もあり阪神では力を発揮できなかった。

 西武移籍2年目となった10年2月2日には長姉・陽子さん(享年37)を病気で亡くした。「自分にとって一番の転機だった」。悲しみを乗り越え、同年は自己最多となる48試合に登板。貴重なセットアッパーとして、チームの勝利に貢献した。

 ドラフト時、巨人からの熱心な誘いを断り虎を選んだ右腕。「華やかなことばかりではないけれど、スポーツの魅力、素晴らしさを伝える側に回りたい」と第二の人生を思い描いた。

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