祖父は元巨人投手 東都首位打者は商社マンで世界挑戦

[ 2013年12月26日 13:53 ]

丸紅に内定し、来春から新生活をスタートさせる青学大・渡辺

 今秋の東都大学野球1部の各大学の進路が決まった。打率・419で今秋リーグ戦首位打者を獲得した青学大の渡辺友太郎内野手(21)は、大手総合商社・丸紅に内定している。祖父に巨人で62勝を挙げた堀内庄氏(享年75)を持つ野球サラブレッドで、青学大史上初めて付属校出身でレギュラーを奪取。来年4月からエリートサラリーマンとしての人生をスタートさせる。

 打席での集中力を就職活動でも発揮した。渡辺友の狙いは丸紅一本だった。2月の沖縄キャンプにはパソコンを持参し、練習後に深夜までエントリーシートを練った。

 「50社分の集中力を1社に集中した。海外で働けるのはどこだろうと思ったら商社が出てきた」

 銀行員だった父・智大さん(54)が転勤族だった影響で、米ニューヨークで生まれ、ロンドンで幼少期を過ごした。世界を舞台に活躍する父の背中に憧れた。憧れは小学校の頃からの夢「プロ野球選手」をいつの間にか上回り、丸紅に勤める青山学院高野球部OBから話を聞くうちに同社にほれ込んだ。「面接では丸紅に入れなかったらプロ野球選手になると言っていた」と振り返る。

 母方の祖父に、巨人で投手として活躍した堀内庄氏を持つ。4年春にDHとしてベストナインを獲得。4年秋は打率・419で首位打者と2季連続のベストナインに輝いた。その運動能力を生かして22日には日本初の7人制ラグビーチーム「サムライセブン」のトライアウトを受験した。

 それでも「仕事が一番。受かったらそのときに仕事が第一と伝えたい」と言い切る。丸紅への思いは五輪出場よりも強い。

 ◆渡辺 友太郎(わたなべ・ともたろう)1992年(平4)2月11日、米国ニューヨーク生まれの21歳。小学4年から初台ビクトリーで投手として野球を始める。青山学院高では遊撃手。甲子園出場経験なし。青学大に進学し、4年春にリーグ戦デビュー。1メートル86、85キロ。右投げ右打ち。

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