楽天社長 マー君に残留要請 新制度に疑問ありで結論保留

[ 2013年12月17日 13:25 ]

メジャー挑戦を球団に伝えた楽天・田中

 楽天の立花陽三球団社長(42)は17日、大リーグ移籍を希望した田中将大投手(25)について「球団としては連覇を狙う大事な戦力。残ってくれるようお願いした」と話した。

 立花社長は、結論を出さずに一度結論を保留したことについて「新制度については疑問点があるので日本野球機構に問い合わせている」と説明。田中に楽天残留を要請しつつも「彼もよくよく考えてのことだと思う。真摯に受け止める必要がある」と理解を示した。

 新制度は入札制ではなく、日本の所属球団が米球団から受け取る譲渡金を上限2000万ドル(約20億6000万円)で提示し、その額を支払う意思のある全ての球団と30日間交渉できる。旧制度では松坂大輔投手やダルビッシュ有投手の落札額は推定5000万ドルを超えた。上限額が抑えられたことで楽天球団側が容認するかどうかが注目される。制度を申請する期間は毎シーズン11月1日から翌年2月1日まで。

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