マー君 大リーグ挑戦へ 球団は残留希望も「それを踏まえた上で気持ち伝えた」

[ 2013年12月17日 13:01 ]

メジャー挑戦を球団に伝えた楽天・田中

 楽天の立花陽三球団社長との会談後に会見を行った田中将大投手(25)は、「大リーグ挑戦」という自身の希望を伝え、時折笑顔を見せながら、一つ 一つの質問に丁寧に答えた。

 「本日、球団の方に来シーズンをメジャーで挑戦させてほしいという希望をお伝えしたことを報告させていただきます。また、立花社長にはお忙しい中、時間を割いて、このような面談の場を持っていただいたことに関して感謝しております」

 ――どのような言葉で決意を伝えたか。
 「まずは、入団して7年間、楽天イーグルスにお世話になり、育てていただいた感謝の思いと、自分自身の力を新たなステージで挑戦させていただきたいという気持ちを伝えました」

 ――立花社長からはどんな返答があったか。
 「お話は、これまでも何度もしてきましたが、きょう正式にポスティング・システムが合意したということで、それを預からせてほしいというふうに言われました」

 ――結論は出なかったということか。
 「はい」

 ――残留とメジャー移籍の間で心は揺れていたか。
 「システムが決まらないかぎり、何もできないので、決まるまでは何も考えてませんでした」

 ――立花社長から残留の言葉は。
 「そこは大前提として、いつも言っていただいてますし、残ってほしいと言われてますけど、それを踏まえた上で僕の気持ちは伝えさせていただいた」

 ――田中投手の心は決まっている。
 「そうですね。自分の希望として伝えさせて、いただきました」

 ――今オフの挑戦を決めた理由は。
 「将来的に挑戦したいというところは変わらなかったですけど、シーズンが終わって、来シーズンのことを考えた時に、新たなステージで自分の力を出したい、挑戦したいと思いました」

 ――球団側の答えの感触は。
 「非常に親身になって話を聞いてもらいましたし、今後もいろんな事を含めてお話し
ていくことになると思うので。コミュニケーションをしっかりとこれまで通りとっていければと思います」

 ――時間的な制約は。
 「きょうシステムが決まったことなので、分からないです。次いつ話し合いをするかはまだしていません」

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