米大リーグが新制度締結を発表!マー君挑戦可能に 17日に楽天と話し合い

[ 2013年12月17日 06:59 ]

メジャーが熱視線を送る楽天・田中

 米大リーグ機構(MLB)は16日、日本野球機構(NPB)から米球界への新移籍制度が日米間で締結されたと発表した。

 ポスティング・システム(入札制度)に代わる新移籍制度は、日本の球団が希望する入札額を設定し、上限は2000万ドル(約20億6000万円)。選手はその額に応じた大リーグの全球団と交渉できる。

 これまでの入札制度は最高入札額を示した球団だけが日本選手との交渉権を得る仕組みだった。新制度は今オフから3シーズン適用。ポスティングシステムの申請期間は11月1日から翌年2月1日までの間となっている。大リーグのロブ・マンフレッド最高執行責任者(COO)は「合意に達したことを嬉しく思います」とコメントしている。

 前制度では、日米間の選手契約に関する協定が昨年12月に更新されずに失効となった後、高額な落札額が米球界で問題視されるなど新制度の交渉が長引いたが、今月上旬に基本合意に達していた。

 これで、楽天・田中将大投手(25)の米大リーグ挑戦は可能となった。楽天は16日の実行委員会でも低く設定された上限に最後まで反発。予定した入札額は大幅に減り、補強費に回す金額も限られる。エースを出すメリットがなくなっているのが現状だ。球団側との話し合いは、17日に行われる予定となっており、去就が注目される。

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2013年12月17日のニュース