マー君パ初3カ月連続MVP「狙っちゃえって言われた」

[ 2013年8月7日 06:00 ]

3カ月連続の月間MVP受賞となった田中は7日先着6000人に配られるボブルヘッド人形を手に笑顔

 セ、パ両リーグは6日、7月の月間最優秀選手(月間MVP)を発表し、パは楽天・田中将大投手(24)と西武・浅村栄斗内野手(22)、セは阪神・ランディ・メッセンジャー投手(31)と巨人・村田修一内野手(32)が選ばれた。

 田中はパでは初の3カ月連続受賞で、通算10度目はオリックス時代のイチロー(ヤンキース)に並び両リーグ最多となった。浅村は2度目の受賞。メッセンジャーは来日4年目で初受賞。投手部門で阪神勢が3カ月連続で受賞するのは03年5~7月以来3度目。村田は自身3度目で巨人移籍後は初の受賞となった。

 堂々たる、王者の風格が漂っていた。パ・リーグ初の快挙。試合前、Kスタ宮城内で会見に臨んだ田中は「周りの人から“3カ月連続で狙っちゃえ”と言われていた。リーグで初めてだし、うれしい」と笑顔を見せた。開幕から15連勝。3カ月連続の受賞も「狙い通り」だったのかもしれない。7月は4勝のうち3完投。「リリーフの人をしっかり休ませられた」との言葉には、エースとしての自覚がにじんだ。

 9日のソフトバンク戦(Kスタ宮城)には日本新記録の開幕16連勝がかかる。「いつも言っているけれど、(受賞は)僕一人の力ではない。チーム全体の賞です」。首位を快走するチームの柱。4カ月連続の月間MVPはおろか、オフの賞レースも独占しそうな気配だ。そんなエースに星野監督も「何でもやっちゃえ!」とエールを送った。

 ▼阪神・メッセンジャー やっと自分のピッチングに戻ったと思うし、7月はいいピッチングができた。チームメートが点を取ってくれなかったらなし得なかった。

 ▼西武・浅村 一打席一打席を大事に取り組んだ結果でうれしい。4番としてチャンスで打つことを心掛け、最後に笑って終われるようにしたい。

 ▼巨人・村田 巨人では初めてですし、久しぶりに獲れてうれしい。8、9月も優勝をかけた厳しい戦いが続くし、チームに貢献したい。

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2013年8月7日のニュース