ラガー飲んで車いす資金に サッポロが「赤星基金」と提携

[ 2013年8月7日 17:21 ]

赤星憲広氏

 サッポロビールは7日、阪神タイガースで活躍した野球解説者、赤星憲広さん(37=スポニチ本紙評論家)が設立した基金と提携し「飲んで応援! 赤星キャンペーン」を実施すると発表した。

 サッポロラガービール(大瓶、中瓶)の近畿2府4県での売り上げのうち、大瓶1本相当につき1円分を基金に寄付。東日本大震災の被災地への車いすの寄贈などに活用してもらう。

 今年9月1日から2016年8月末まで3年間で、総額500万円の寄付を目指す。記者会見した赤星さんは「一人でも多くの人に飲んでもらいたい」と話した。

 サッポロラガーは、サッポロビールの前身の開拓使麦酒醸造所(札幌市)が1877年に初めて製造。ラベルに開拓使のシンボルの五稜星をあしらい「赤星」の愛称で親しまれている。

 主に飲食店向けに販売しているが、家庭向けを増やすため、スーパーなどに販路を拡大するという。

 赤星さんは現役時代、盗塁と同じ数だけ、車いすを全国の福祉施設や病院に寄贈していた。引退後も活動を続けるため「Ring of Red(赤星憲広の輪を広げる基金)」を2010年に設立。震災後は被災地への寄贈にも力を入れている。

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2013年8月7日のニュース