八木 ハラハラ地元ナゴヤ初勝利も「リリーフを信頼」粘投実った

[ 2013年8月7日 22:18 ]

<中・ヤ>先発・八木のピッチング

セ・リーグ ヤクルト4―3中日

(8月7日 ナゴヤD)
 1点差に迫られ1死満塁、ヤクルト先発の八木はベンチで勝利の瞬間を待っていた。中日の4番ルナ、5番和田が倒れて7月2日のDeNA戦以来の3勝目に安どの表情を浮かべた。ヒーローインタビューでは「リリーフを信頼していたので安心していました」と冷静に振り返った。

 愛知・享栄から09年に入団して5年目、この日が地元ナゴヤドームでの初登板。「子供の頃から行っていた球場。変な感じだったが、落ち着いて(ゲームに)入れた」と走者は出すものの後続を断って本塁を踏ませなかった。「もう少し粘りたかった。ランナーを出してからはいつも慌ててしまうので(きょうは)落ち着いていった」とこれまで8敗している教訓を生かした。

 6回に2点を失って、この回途中降板したが救援陣が必死にしのぎ切った。自身も4回の第2打席で適時二塁打を放ち、結局この一打が勝負を分ける形になった。

 前夜の古野のプロ初勝利、この日の八木の地元初勝利と若手が続けて白星をつかんだ。チームは最下位でも光明が見えてきた。CSをまだあきらめるつもりはない。

続きを表示

この記事のフォト

2013年8月7日のニュース