花巻東 初戦突破へ左打者で左投手討ちだ

[ 2013年8月7日 06:00 ]

シート打撃で快音を連発した花巻東・岸里

 第95回全国高校野球選手権大会は、49代表校が参加して8日に甲子園球場で開幕し、15日間の熱い夏がスタートする。7日は午前9時から入場行進や選手宣誓などの開会式リハーサルを行う。2年ぶりに出場する花巻東(岩手)は、大会6日目の2回戦で対戦する彦根東(滋賀)のエース・平尾拓也投手(3年)対策に乗り出した。

 花巻東の初戦突破の鍵は、左打者による左腕攻略だ。初戦の相手は、彦根東の左腕・平尾。滋賀大会をほぼ1人で投げ抜いたエースに対し、花巻東打線はスタメンに7人の左打者が並ぶ。投手有利とされる「左対左」を乗り越えるため、シート打撃では左投手3人を相手に打ち込んだ。佐々木洋監督は「平尾投手の映像を少し見ました。制球もいいですし、切れもある」と警戒しながら「ウチに左投手がいて良かったです」と中堅方向に打ち返す練習を徹底した。

 7日には岩手に残留していた4人の左投手がチームに合流。計8人の左投手を徹底的に打ち込む。3番に座る岸里は「準備できる時間があるので、しっかり調整したい」。4強入りした09年以来の初戦突破へ。OBの菊池(西武)、大谷(日本ハム)のようなスター選手はいないが、部員全員で勝ちにいく。

続きを表示

2013年8月7日のニュース