成立1年生4番・市川が6打点 2年連続甲子園へ大勝発進

[ 2013年7月12日 06:00 ]

東東京大会2回戦 成立学園19―0飛鳥未来

(7月11日 府中市民)
 2年連続の甲子園へ、キーマンは1年生4番だ。成立学園の左の主砲・市川が4安打6打点の大暴れ。「ファーストストライクを打っていって、自分のスイングを心掛けた。先輩たちと長くやって、甲子園に出たい」と笑顔で振り返った。

 初回2死二塁から右中間へ先制適時打を放つと、3回には左越え2ラン。その後も中前適時打、右越え2点三塁打と快音が鳴り響いた。4番の座り心地については「自分でいいのかと。(重圧は)結構重い」と漏らすが、二塁打が出ればサイクル安打の活躍に「本塁打は公式戦初めて。(サイクル安打は)意識はしていなかった」と打席では平常心を貫いた。

 チームは13安打に8盗塁を絡め、19得点で5回コールド勝ち。昨夏の甲子園のマウンドを経験したエース谷岡も中継ぎで今夏初登板し、1イニングを3者連続三振に仕留めた。「ちょっと緊張したが、直球とスライダーは切れていた」。投打の柱が存在感を発揮する一戦に、菅沢剛監督は「(市川は)ここまではいい働きをしている。一戦一戦、目の前の相手に全力を出し切っていきたい」と東東京連覇に意欲を見せた。

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2013年7月12日のニュース