木谷 2年目初勝利!“スロースターター”のヤクルト 不気味な存在に

[ 2013年7月12日 22:21 ]

プロ初勝利を挙げ、小川監督(右)と笑顔で握手するヤクルト・木谷

セ・リーグ ヤクルト11―9広島

(7月12日 神宮)
 絶好調の広島打線の勢いを食い止めたのがヤクルト2年目の木谷。2回を無安打に抑え、うれしいプロ初白星が付いた。

 「これ以上点をやらないように強く投げた」と2イニングの投球を独特の表現で振り返った背番号16。6回、3試合連続本塁打中のキラをニゴロに仕留めるなど、計27球で打者6人を料理した。今季初登板を果たした。7日の中日戦では頭部への死球で危険球退場になったが「1点もやらないという強い気持ちで投げた。勝利はおまけ」と笑みを浮かべた。

 右腕の踏ん張りに打線も呼応し、7回に好機をつくると敵失が絡んで追加点。8回にもバレンティンの一発が飛び出し試合が決まった。

 復帰後、神宮で初安打を放った川端とともに初のお立ち台に上がった木谷は「これからたくさん(お立ち台に)立てるよう頑張る」と結んだ。最下位を脱出し、期待の25歳にも白星が付いた。ここ数年、“スロースターター”のヤクルト。不気味な存在になってきた。

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