浅尾、復帰登板3人でピシャリ!高木監督「良かった」

[ 2013年7月12日 22:08 ]

<中・巨>9回のマウンドに大歓声を受けながら浅尾が登場、3人で抑える

セ・リーグ 中日9―1巨人

(7月12日 ナゴヤD)
 ついに背番号41が戻ってきた。地元・ナゴヤDに大歓声が響く中、9回のマウンドに浅尾が上がった。

 先頭の坂本に対し、145キロの直球から入った。そしてカウント1ボール2ストライクからの5球目、打球が足に直撃したが、結果は二ゴロ。続く阿部は三飛、最後は村田を投ゴロに仕留めると、その表情をようやく緩め、白い歯を浮かべた。

 今季はWBCの侍ジャパン代表候補に選ばれながらも、最終メンバーから落選。その後、右肩関節腱板損傷と診断。ようやくこの日、1軍登録されたばかり。昨年10月18日のCSファイナルシリーズ・巨人戦(東京D)以来の1軍マウンドとなったが、しっかりと結果を残した。

 大差がついた場面での浅尾投入について、試合後、高木監督は「私自身は、1点差ぐらいでバンッと行って、3人で抑えてくれるというのを描いていたが…」と苦笑。登板翌日の肩の状態を見るなど、今後の登板を考え、今中コーチの「点差を考えずにいきましょう」という提案でマウンドに送ったという。「ファンも待っておられたと思うんで、大歓声で…。良かったんじゃないですか」と指揮官。巨人を下して連敗を止めた以上に、浅尾復帰に対する喜びを表情ににじませていた。

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