古着回収は球場で…ヤフオクドームに「リユーススタンド」設置

[ 2013年7月12日 16:54 ]

ヤフオクドームに設置された古着の引き取り窓口「リユーススタンド」

 ヤフーは12日、プロ野球福岡ソフトバンクホークスの本拠地ヤフオクドーム(福岡市)に、観客らから不要な衣服を引き取る窓口「リユース(再利用)スタンド」を設置したと発表した。同社によると、球場にリサイクルの窓口を設けるのは全国初という。

 ヤフーは記者会見で、国内では不要になる衣類が年間約7億着出ているが、うち再利用されるのは3分の1にとどまると説明。担当者は「気軽にリユースできる場が必要だ」と述べ、この窓口とインターネット競売サイト「ヤフオク!」を通じ再利用の大切さを発信することに意欲を示した。

 窓口は4番ゲート横にあり、9月29日までのシーズン中、試合開始の2時間前から1時間後までの3時間利用できる。対象は衣服で、靴やかばん、腕時計などは対象外。持ち込むと、球場のVIPルームやペア観戦のチケットなどが当たる抽選に参加できる。

 引き取った衣服は中古書籍販売のブックオフコーポレーションが査定し、同社の店頭で販売するか「ヤフオク!」へ出品。査定額は、ソフトバンク関連の青少年育成団体の運営に使われる。

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2013年7月12日のニュース