元巨人選手に有罪判決 生活保護の不正受給事件

[ 2013年7月12日 13:22 ]

 福岡県中間市から生活保護費をだまし取ったとして、詐欺罪に問われたプロ野球巨人の元選手で元市職員藤崎靖彦被告(45)に、福岡地裁小倉支部は12日、懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 結城剛行裁判官は判決理由で「犯行を遂行する上で不可欠な役割だった。生活保護制度を揺るがしかねず、見過ごせないが、主導したわけではなく、反省している」との判断を示した。

 判決によると、藤崎被告は元市職員田中道被告(40)=詐欺罪で起訴=らと共謀、2010年7月~11年6月、生活保護費を受け取っていた無職の女(65)=詐欺罪で公判中=の世帯に、同居していないフィリピン国籍の女(44)を編入するなど虚偽申請をし、市から生活保護費計約56万円をだまし取ったとしている。

 一連の事件で、県警は藤崎被告ら市職員3人や受給者らを逮捕。市は5月末、職員3人を懲戒免職処分にした。

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2013年7月12日のニュース