キヨシ監督 メッタ打ち投手陣に頭真っ白「コーコランは投げたのか?」

[ 2013年7月6日 06:00 ]

<巨・D>3回1死一塁、高橋由(左)に右越え2ランを打たれるコーコラン

セ・リーグ DeNA7-12巨人

(7月5日 東京D)
 DeNAは投手陣が5発を含む19安打を浴び、12失点での大敗。試合後の中畑監督は、必死に声を振り絞った。

 「今度はやってやるぞ!ちょっと力がないかな」。かすれ気味の声に、胸の内の悔しさがにじんだ。これで昨季の監督就任以降、かつての古巣である巨人の本拠地・東京ドームで1分けを挟んで10連敗。「ぐうの音も出ないぐらいやられた。東京ドームで勝てないというレベルの野球じゃない」と唇をかんだ。

 6月に緊急補強した新助っ人コーコランを初登板初先発で起用も、3回8安打4失点KO。その後も中継ぎ陣が失点を重ね、指揮官も「コーコランは投げたのか?遠い話で忘れちゃったよ」と失望を隠せない。

 今季初の東京ドーム。中畑監督は試合前、巨人の練習が終わる直前までグラウンドに出てこなかった。「(原監督は)旧友だから、どうしてもね。試合前から気持ちが緩まないようにしないと」。会えば笑顔であいさつしてしまう。あえて心を鬼にして鬼門での戦いに臨んだが、またも黒星を重ねる結果に終わった。

 ▼DeNA・コーコラン(3回4失点KOも、次回も先発予定)思っていた投球ができなかった。実際に(巨人打線と)対戦して学んだことを次に生かしたい。

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2013年7月6日のニュース