加藤コミッショナー 希望の米国開催ならず「残念」

[ 2013年7月6日 06:00 ]

 巨人と阪神が目指していた来季開幕カードの米国開催が断念されたことを受け、加藤良三コミッショナー(71)は5日、「関係者から連絡がありました。残念ですね」とコメントした。

 米国開催は加藤コミッショナーが希望。来年前身である大日本東京野球倶楽部が創設80周年を迎える巨人が主導していたが、加藤コミッショナーは「12球団の興行権の問題で、NPBの主催行事とは違う。球団がいろいろ考えて、採算が合わないとなればそういうことになるのでしょう。私がこうしろという性質のものではない」と話した。

 両球団は来年3月21日に巨人の主催試合としてドジャースタジアムで、22日に阪神の主催試合としてエンゼルスタジアムで計2試合を計画していた。巨人は直前にロサンゼルスで練習試合を行う予定だったが、対戦相手の確保が難しく、桃井恒和球団社長は「(練習試合のためにロスから)動かないといけなくなると、選手のコンディショニングがきつい」とし、阪神・南信男球団社長は「甲子園での巨人戦を(1試合減らすと収益が)1億円以上飛ぶことになる」と断念に至った理由を説明した。

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2013年7月6日のニュース