杉内 悪夢「3本も打たれるとは…」 お得意様一転3被弾KO

[ 2013年5月8日 06:00 ]

<巨・神>7年ぶり1試合3被弾の巨人・杉内はベンチで汗をぬぐう

セ・リーグ 巨人0-5阪神

(5月7日 東京D)
 巨人がお家芸の空中戦で圧倒された。今季3度目の零敗だが、東京ドームでは今季初の屈辱。しかも零敗は全て阪神戦という虎アレルギーに原監督も、歯切れは悪かった。

 「結果的に3本打たれると難しい状況になりますね。(打線は)見ての通り。ランナーを置いてダブルプレーとか、なかなかかみ合い的なものがありませんでしたね」

 ミスターメイ&虎キラーの杉内もアレルギーの特効薬とならなかった。新井に2打席連発を浴びるなど、3本塁打で5失点。5月はプロ通算28勝8敗、阪神戦通算9勝2敗の相性も打ち砕かれた。「3本も打たれるとは思わなかった」。杉内の3被弾は06年7月30日の日本ハム戦(東京ドーム)以来7年ぶり。167試合ぶりの悪夢だった。

 打線は能見、スタンリッジ、榎田の3投手と今季3カード目の対戦。6回1死一塁から坂本が遊ゴロ併殺打。7回無死一、二塁も村田が三ゴロ併殺打と、スタンリッジのカット系のスライダーにバットの芯をわずかに外された。今季阪神戦は2勝5敗1分け。対戦打率は・188。投打に芽生えつつある苦手意識。「結構、いい当たりを打っていたんですけどね。やられたらやり返すのは相手も一緒。また、あすやり返せるようにしたい」。断ち切る思いを口にしたのは村田だった。

 ≪日本人打者は初≫杉内(巨)が藤井彰、新井(2本)に計3本塁打を浴び敗戦。1試合3被本塁打はソフトバンク時代の06年7月30日の日本ハム戦(小笠原、新庄、稲葉)以来自身4度目のワーストタイとなった。また、1人の打者に2本塁打されるのは、04年4月28日のベニー(ロ)、05年5月10日のラロッカ(広)以来8年ぶり3度目の屈辱で、日本人には初めてとなってしまった。なお、阪神戦の被本塁打はソフトバンク時代の10年6月7日(打者浅井)以来で、11試合ぶり、78イニングぶりの被弾になった。

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2013年5月8日のニュース