大谷 投手復帰まで「1カ月」ブルペン入りは2週間以内も

[ 2013年4月16日 06:00 ]

右足首捻挫で病院での診察を受けた大谷は患部を固定した痛々しい姿で寮に戻る

 右足首を痛めて14日に出場選手登録を外れた二刀流ルーキーの日本ハム・大谷翔平投手(18)が15日、都内の病院で再検査を受け「骨やじん帯に明らかな損傷は見られず、軽度の内反捻挫」と診断された。野手としては2~3週間で実戦復帰できる見通しだ。

 しかし、投手としての実戦復帰となると野手以上に時間がかかる。「打つのは早いかなと思うけど、ピッチングは(患部が)軸足なのでトレーニングしながら」と大谷。2週間以内にブルペン投球を再開できる見込みで、吉村浩チーム統括本部長は「(実戦復帰は)長く見て1カ月くらい」と説明した。1カ月後に2軍で復帰しても1軍デビューまでにはさらに1カ月はかかる。1軍での野手出場との兼ね合いがあり、2軍では登板間隔を10日前後空けて3、4試合投げるためだ。

 6月16日までの交流戦に間に合うかは微妙だが、同12、13日には阪神戦(札幌ドーム)が行われる。前日に藤浪がプロ初勝利。大谷はメールで「初勝利おめでとう」と祝福すると「早く治して上に戻ってこられればいいね」と返信があったという。打者だけではなく、投手でも対戦を目指し「負けないように頑張ります」と意気込んだ。

続きを表示

2013年4月16日のニュース