立大 逆転勝利で勝ち点!就活後に試合の二場が千金打

[ 2013年4月16日 06:00 ]

<慶大・立大>ベンチ前で抱き合って喜ぶ逆転勝利の立大ナイン

東京六大学野球リーグ第1週第3日 立大5―4慶大

(4月15日 神宮)
 3回戦1試合が行われ、99年秋以来の優勝を狙う立大が慶大を5―4で下し勝ち点1を挙げた。9回に代打で起用された二場慎平外野手(4年)が逆転の2点適時打を放った。慶大は一時は勝ち越したが、投手陣が踏ん張れなかった。
【試合結果】

 立大が苦労人の一打で接戦を制した。1点を追う9回1死満塁で田川(福岡)出身の二場が、中前に逆転打。リーグ戦初打点をマークした一般入試組の4年生は「とにかく自分のスイングをすることだけを考えた」と興奮気味に振り返った。この日は就職活動のため午前8時から銀行の面接を受けた後に、スーツ姿で神宮へ。1年時から寮には入れず、ベンチ入りは昨秋から。現在も一人暮らしを続けるだけに「(仕送りしてくれる)親に感謝したいです」。大塚淳人監督は「無名校から来て必死にやっている」と絶賛した。ちなみに、午前中の面接の感触は「誠実さとか、自分の持ち味は出せたと思う」という。

 ▼立大・佐藤拓(浦和学院出身の1年生、初スタメンで2安打1打点)いい緊張感で臨めたので、慌てることはなかった。

 ▼慶大・白村(4回2/3を投げ4安打3失点)みんなに申し訳ない。僕のせいで負けた。一からやり直さないといけない。

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2013年4月16日のニュース