原巨人 得意本拠地で雪辱!能見攻略へ左打者に期待

[ 2013年4月16日 06:00 ]

「侍」をテーマにした選手プロデュースグッズをPRする杉内(左)と内海

 10勝2敗で首位を走る原巨人が、伝統の一戦で甲子園での屈辱を晴らす。16日から東京ドームでの阪神3連戦。原監督は「楽しみにしてください。しっかり戦っていきたい」と本拠地でのリベンジに燃えた。

 9~11日に敵地で行われた3連戦では1分け2敗だった。今季負けた唯一の相手。打線は3試合連続、計30イニング無得点と阪神投手陣に完璧に封じ込まれた。再び相まみえるのが、能見、スタンリッジ、榎田の先発投手。最も難敵なのが、初戦のエース能見だ。前回はフォーク、チェンジアップ主体だった昨年のスタイルから一変。直球とスライダーを軸に押され、5安打で完封を許した。「攻め方を変えてきた。特に直球の切れが今年は凄い」と橋上戦略コーチ。09~11年で3勝11敗と苦手とした左腕を、昨年は低めのフォークを捨て、高めの直球を中心に狙い打った。その結果、3勝2敗と攻略。ところが前回狙った高めの直球が、ことごとく低めのストライクゾーンに投げられ、手が出ずに追い込まれた。

 能見攻略。その糸口として、低めの直球も積極的に打ちにいく方針で、坂本は「前回やられたのでしっかり備えたい」と気合を入れた。また能見は昨年の被打率は、対右打者の・216に対し左は・265と苦手にしている。橋上コーチは「左投手は左にはフォーク、チェンジアップが投げにくいもの。左打者の方が球種が絞れる」と話し、阿部、ボウカーら直球に強い強打の左打者のバットに期待を寄せた。

 東京ドームは開幕から1分けを挟み、8連勝中。しかも9試合で15本塁打を放っている。「やり返す気持ちでやる」と村田。「自分の庭」で負けるわけにはいかない。

 ≪今季東京Dで負けなし≫今季の巨人は東京ドームの9試合で8勝1分け。巨人が本拠地球場で開幕から8連勝は、後楽園時代の83年に15連勝して以来となる(昨季から12連勝)。同球場ではチーム打率・277、15本塁打と打線が好調。また昨季は、同球場での阪神戦12試合で9勝1敗2分けと圧倒した。

続きを表示

2013年4月16日のニュース