キューバ「さようなら」 2大会連続2次ラウンド敗退

[ 2013年3月12日 06:00 ]

<オランダ・キューバ>サヨナラ負けし、力なく引き揚げるキューバの選手たち

WBC2次ラウンド1組 キューバ6―7オランダ

(3月11日 東京D)
 まさかのサヨナラ負けで、キューバの2大会連続2次ラウンド敗退が決まった。試合中、何度もマウンドへ足を運び、ベンチでは鬼の形相で指揮を執ったビクトル・メサ監督は「若いチームで緊張していた。あす、日本と試合をしたかった」と落胆を隠さなかった。

 攻守ともに踏ん張りが足りなかった。先発のガルシアが3回に2点を先取され、同点とした直後の4回にも失点。8回にはトマスの適時打で、この試合初めてリードを奪ったが、2番手のN・ゴンサレスがシモンズに同点2ランを被弾。最後は9回1死満塁、カスティーヨがサヨナラ犠飛を浴びて力尽きた。これでオランダには、11年のW杯、大会前の練習試合、そして2次ラウンドの初戦を合わせて5連敗。指揮官は「敗退は誰のせいでもない。ベストの選手を選んできたし、全力を尽くした。皆さんの幸運を。さようなら」。ライバル国の健闘を祈り、強豪が去った。

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2013年3月12日のニュース