マー君 組み立て変えた 乾燥した球場で通用するかがカギ

[ 2013年3月12日 07:02 ]

練習前に黙とうをささげる田中(中央)ら侍ジャパン

 第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3連覇を狙う侍ジャパンは、19日(日本時間20日)、サンフランシスコAT&Tパークで行われる決勝に進んだ場合、先発は田中(楽天)になることが有力となった。

 田中は、WBC球に「滑る」意識を払しょくしきれず、1次ラウンドから3試合に登板して全て失点。ただ、6日のキューバ戦と8日の台湾戦では、カーブとスプリットを巧みに使い、計4回0/3で10三振を奪った。

 思うように変化しないスライダーに頼るのはやめ、組み立てを変更。この対処法が屋外球場でも通用するかを、乾燥した米スコッツデールで14日(同15日)に行われるジャイアンツとの練習試合で試す。同試合は杉内も登板予定で、中4日で決勝へ向かうプランだ。

 「(前田健は)刺激になる。本当に凄い。僕は結果は出てないけど、しっかり試合に臨める準備をしたい」。最後の大一番はエースで。それは田中も分かっている。

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