高野連会長嘆いた「花巻東の大谷見られず残念」

[ 2012年8月24日 06:00 ]

 タレントぞろいの大会だった。春夏連覇へ導いた大阪桐蔭のエース・藤浪、光星学院の田村、北條の強打コンビはもちろん、愛工大名電の左腕・浜田、龍谷大平安のスラッガー高橋や酒田南の大型捕手・下妻らは今秋のドラフト上位指名候補。

 閉会式で講評に立った大会審判委員長の日本高野連・奥島孝康会長も「記憶にも記録にも残る大会。残念なのは花巻東の大谷投手を甲子園で見ることができなかったこと」と、高校新記録の160キロを出しながら岩手大会決勝で敗れた大谷の不在を惜しんだほどだった。さらに1試合22奪三振など大会新記録を作った桐光学園・松井には「スタンドを沸かせた。あっぱれ!」と賛辞を贈った。

 早実・斎藤(日本ハム)、駒大苫小牧・田中(楽天)の対決が注目を浴びた06年夏に続き、2年生の松井は別にしても日本球界の将来を担う世代となりそうだ。 

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2012年8月24日のニュース