南球団社長 若手育成を約束「これからチャンス回ってきます」

[ 2012年6月15日 08:55 ]

不機嫌モードの阪神・坂井オーナー
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阪急阪神HD株主総会

 阪急阪神ホールディングス(HD)の株主総会が14日、大阪市内で開かれ、開幕前は巨人と並んで優勝候補に挙げられながら借金2の4位と低迷する傘下の阪神の補強策が批判を受けた。

 男性株主が、故障と不振で1軍に不在の城島健司捕手(36)、小林宏投手(34)を名指しして「給料が高いだけで不良債権を抱えているようなもの」と指摘。「みんな、そう思っている。そうでしょ?」とほかの株主に賛同を求めると、会場内からは拍手も起きた。

 男性株主はまた、「いま弱くても結構なので、5年、10年先、将来的に強いタイガースをつくってほしい」と将来を見据えて生え抜きの育成を強く要望。これに対し壇上では南球団社長が回答に立った。

 「ふがいない戦いぶりで申し訳なく思っております」といの一番に謝罪。その上で「球団運営の王道はドラフトで獲得した選手を自前で育てることと認識しています。各ポジションがベテラン中心に固定されていて、若手にチャンスは回ってきませんでしたが、これから回ってきます。ご意見を肝に銘じて球団経営に生かしていきます」と、チームづくりの変革期に来ていることを認めた。

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