阪神、奇襲はまって決勝点 一、三塁からエンドラン

[ 2012年6月15日 09:17 ]

<西・神>9回1死一、三塁、大和の投ゴロで田上が勝ち越しのホームイン

交流戦 阪神4-3西武

(6月14日 西武D)
 阪神の決勝点は奇襲ともいえる1死一、三塁からのヒットエンドランだった。3―3の同点で迎えた9回。打者は大和、三塁走者は田上の場面で和田監督が動いた。フルカウントからの6球目。一塁走者と三塁走者がともにスタートを切った。

 大和「バットに当てて転がせば何とかなる、と。一、三塁となった時点でセーフティースクイズとか何でもあると思っていた」

 痛烈なライナーが投手ウィリアムスを襲い、はじく間に田上が生還。「少し(スタートが)早かった。反省があります」と田上。投手に外されたら三塁走者が憤死するリスクもある中で指揮官は興奮気味に振り返った。

 和田監督 詳しくは言えないけど、大和もよく転がしてくれた。ああいう点の取り方しかない。(2人とも)役目を果たしてくれたという1点だった。

 春季キャンプでは走者一、三塁での攻撃練習を何度も繰り返していた。その一つが今回のヒットエンドラン。「キャンプからの成果が出たのは良かった」と大和。地道な取り組みが生んだ大きな1点だった。

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2012年6月15日のニュース