涌井 初の守護神で1軍復帰へ!4日イースタンで試運転

[ 2012年5月4日 06:00 ]

パ・リーグ 西武6-1楽天

(5月3日 西武D)
 成績不振で2軍調整中の西武・涌井秀章投手(25)が、早ければ5日のロッテ戦(西武ドーム)から守護神として1軍復帰することが3日、分かった。4日のイースタン・リーグ・ロッテ戦(浦和)に1イニング限定で先発する予定。問題がなければ、プロ入り初のクローザーを任されることになる。

 涌井は開幕から3連敗を喫するなど、0勝3敗、防御率7・71。4月15日のオリックス戦(西武ドーム)で3回4失点で降板したのを最後に、2軍での無期限調整を通告された。当然、先発としての復調を望まれたが、抑えを任された新外国人のゴンザレスが10試合で0勝3敗、防御率9・95と不調。チームは9勝15敗で最下位に低迷しており、新たな守護神の確立が急務となった。涌井は公式戦でリリーフ待機はないが、08年の巨人との日本シリーズ第7戦(東京ドーム)では西口、石井一の後を受けて3番手で登板。2回を無失点4奪三振に抑え、チームを日本一に導いた実績がある。

 涌井はこの日、西武第2球場室内ブルペンで打者を立たせて計60球の投げ込みを行い、最終調整を行った。チームの浮上、そして自らのエース復権のために、「守護神・涌井」で結果を出す。

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2012年5月4日のニュース