ブーイング何の 松井「懐かしい感じ」古巣相手に2安打

[ 2011年4月26日 13:54 ]

エンゼルス戦の2回、二塁打を放ち、一塁へ向かって走るアスレチックス・松井

アスレチックス0―5エンゼルス

 アスレチックスの松井秀喜外野手は25日、アナハイムでのエンゼルス戦に「5番・指名打者」で出場して4打数2安打だった。内容は左二塁打、空振り三振、二ゴロ、右前打で打率は2割5分3厘。チームは0―5で敗れた。

 昨季までの本拠地で2安打。試合前は「一緒に戦ったメンバーもいる。懐かしい感じもした」と感慨深げに話していた松井だが、観客席からはブーイングも起きる中で一球一球に集中した。

 2回、エースのウィーバーの外に逃げる速球に逆らわずにバットを繰り出し、左翼への二塁打。「あれがいつものマツイだよ」。打たれた右腕も思わず苦笑した。第2、3打席は緩急で揺さぶられたが、9回の打席では、初球の変化球をきっちりとらえて右前に打ち返した。

 チームは零敗を喫したが、松井は開幕から6連勝で防御率、奪三振でも両リーグトップのウィーバー相手に2安打と気を吐いた。エンゼルスのソーシア監督を「ヒデキはいい打撃をしていたな。スイングスピードも速かった」と感服していた。(共同)

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