横浜「下町のダル」をリストアップ 巨人も密着の148キロ右腕

[ 2011年4月26日 08:23 ]

横浜がリストアップしている足立学園・吉本

 横浜が、今秋ドラフトで足立学園(東東京)・吉本祥二投手(17)を上位候補としてリストアップしていることが25日、分かった。

 6日の春季高校野球東京大会2回戦創価戦(江戸川)を視察した堀井恒雄編成部専任部長は「もちろんリストアップしている。Aクラスの素材。粗削りで、変化球を投げるときの姿などもまだ見栄えはしないが、大化けする可能性がある」と話した。

 1メートル87の長身から投げおろす最速148キロの直球が最大の武器で、昨夏の東東京大会1回戦都科学技術戦(神宮)では4回10奪三振を記録。それまでは全国的には無名だったが、一気に各球団のスカウト陣の注目を集めることになった。日本ハム・ダルビッシュに似たフォームから「下町のダル」の異名を取り、横浜のほかにも巨人などが密着マークを続けている。

 横浜は昨秋ドラフトでは高校生の指名はなかったが、今季は高卒2年目の真下が開幕ローテーション入りするなど、若い世代も台頭している。今秋ドラフトでは即戦力、未完の大器とバランス良く指名する方針で、吉本については上位指名での獲得を狙っている。

 ◆吉本 祥二(よしもと・しょうじ)1993年(平5)6月26日、東京都足立区生まれの17歳。辰沼小1年から足立ポップスで野球を始め投手。蒲原中では軟式野球クラブ・ブラックキラーズで都大会優勝。足立学園では1年夏からベンチ入りし、昨秋からエース。最速148キロ。家族は両親と兄、弟。1メートル87、78キロ。右投げ右打ち。

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2011年4月26日のニュース