藤岡、連投で152キロ!大学左腕最速タイ

[ 2011年4月15日 06:00 ]

<東洋大・亜大>7回途中から救援し、亜大打線を1安打無失点に抑えた東洋大3番手・藤岡

 東都大学野球第2週最終日は14日、神宮球場で2回戦2試合が行われ、今秋ドラフト1位候補の東洋大・藤岡貴裕投手(4年)は、136球を投げて完投した13日に続いて亜大戦に7回途中から救援登板。大学生左腕として最速タイとなる自己最速の152キロをマークするなど、無失点救援で勝ち点奪取に貢献した。また、駒大は青学大に連勝して勝ち点2で首位に立った。

【試合結果】

 東洋大の左腕エース、藤岡がまたもや驚異の数字を叩き出した。7回から登板した左腕は8回1死三塁、前田に対しての7球目。内角低めへの1球が152キロをマークした。近大・大隣(ソフトバンク)らに並ぶ大学生左腕最速タイを記録したエースは「四球を出しちゃいけないと思って力みすぎた」と反省しきりだったが、前日記録した151キロの自己最速をたった1日で更新した。

 志願の連投で好救援した。前日136球を投げたばかりだが、高橋昭雄監督に「最後の3イニングを投げます」と申し出ていた。2回2/3を1安打、5三振を奪って「中継ぎは人の出した走者を還しちゃいけないという違った楽しみがある」と笑顔で話した。

 ≪06年5月には大隣が152キロ≫スピードガンが導入されて以降、大学生左腕としては近大・大隣が06年5月5日の関西学生野球リーグの立命大戦で152キロを記録。相手先発の立命大・金刃(現巨人)も150キロを計測した。佛教大・大野(現中日)は10年6月8日の全日本大学野球選手権1回戦の東北福祉大戦で151キロをマークしている。

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2011年4月15日のニュース