マー君、甲子園で今季初勝利!山崎三塁打などで楽天逆転勝ち

[ 2011年4月15日 19:39 ]

1回、先頭打者本塁打を放った松井稼(手前)を笑顔で迎える楽天・田中

 楽天は田中が2失点完投で今季初勝利。力のある直球を軸に無四球と制球が良かった。1―2の6回無死一塁、山崎の三塁打で同点とし、1死後に岩村の犠飛で勝ち越した。オリックスは先発の朴賛浩が7回途中まで投げ3失点。

【試合結果】

 楽天は15日、今季最初の主催試合を甲子園でオリックスと行った。楽天の先発は田中。駒大苫小牧時代に慣れした親しんだ聖地で、田中が力投を誓っている。オリックスの先発は朴賛浩。

 初回、先頭・松井稼がいきなり援護する。右翼席に日本復帰1号を放ち1点を先制した。

 田中は全く危なげない立ち上がり。1~3回を3者凡退に打ち取り、完ぺきな序盤。しかし打順が一回りした4回、先頭の坂口がチーム初安打で出塁。大引が送って1死二塁。後藤は打ち取ったものの4番T―岡田に右前打を打たれ1点を還された。続く北川にも右前打を打たれたが、李スンヨプを三振に取って1失点で切り抜けた。

 さらに6回、2死から後藤を二塁に置いてT―岡田が右前にこの日2本目のタイムリー。T―岡田は二塁で刺し追加点は阻止したものの、勝ち越しを許した。

 しかし粘る楽天、その裏、無死で鉄平を一塁に置いて山崎が右中間に大きな当たり。鉄平は一気にホームインし、山崎は走って走って三塁打!さらに1死から岩村が中犠飛を放ち、この回逆転。打線が田中を必死で援護した。

 田中もこれに応え6、7回と無失点。7回は先頭打者の出塁を許し1死二塁のピンチを背負ったが、坂口、大引と打ち取った。

 8、9回も走者を許したが得点は許さず3-2で110球完投勝利。甲子園に集まった1万5000観衆から盛んな拍手を送られた。お立ち台に立った田中は「攻める気持ちを持って試合に臨んだが、野手の皆さんの援護もあって、逆転してからどんどん気持ちが入っていけた。大事な試合に勝ててよかった」と笑顔で話していた。聖地での大きな1勝、これを弾みに田中が大きく羽ばたきそうだ。

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