球種少なくても!ペン来日初登板初先発で初勝利

[ 2010年8月9日 06:00 ]

来日初登板初勝利を挙げたペン

 【ロッテ8-6オリックス】球威と切れがあり、制球が良ければ球種は多くなくても抑えられる。ロッテの新外国人・ペンがチームの外国人では97年・フィアリー以来3人目となる来日初登板初先発で初勝利。自身のデータが相手に少ない有利な状況とはいえ、ほぼ直球とカーブだけで5回2安打1失点に抑え込んだ。

 「最初の登板でいい投球ができて良かった。直球とカーブは自信がある。いい時はもっといい球が投げられるよ」
 全75球の内訳は直球44、カーブ29、チェンジアップ2。持ち球のカットボールは使わず、初回に後藤に本塁打されたチェンジアップも2回以降は1球だけ。T―岡田に対しては2回が直球で投ゴロ、4回はカーブで空振り三振。最速149キロを計測した直球と縦に鋭く曲がり落ちるスライダーに近い120キロ台のカーブと事実上の2球種で翻ろうした。
 外国人投手が日本で成功する鍵の一つが制球力。四球などで自滅する外国人も多い中、バッテリーを組んだ的場は「球威があって、カーブも切れる。制球もいいし自滅するタイプじゃない」と言い切った。直球とカーブがカウントを整える球にも勝負球にも使えるペンが、ロッテ投手陣の再建を担う可能性は高い。

 ▼ロッテ・青野(右肩手術から復活した大砲候補が3年ぶりの一発)まさかもう一度試合に出て打てると思っていなかったし、うれしい。

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2010年8月9日のニュース