黒田、圧巻の17人連続斬りも…9勝目はお預け

[ 2010年8月9日 06:00 ]

7回、打球をジャンピング・キャッチする黒田

 【ドジャース3-2ナショナルズ】ドジャース・黒田にとっては悔やまれる初回の2失点だった。

 1死一塁から3番ジマーマンに先制2ランを浴び「もう少しボール気味でも良かった」。しかし、その後は圧巻の投球。2回1死一、二塁から7回に交代するまで17人連続で凡退。主軸からの4連続を含む8三振を奪ったが、2―2の7回に代打を送られ、88球で降板した。メジャー自己最多に並ぶ9勝目はお預けとなり「僕自身は行くつもりでしたけど、チームでやることなので…」と笑顔はなかった。
 7月以降は7試合に先発し1勝5敗だが、この間のチームの得点はわずか9点と援護不足は深刻だ。それでも新しい握りのカーブをダンに試して空振りを奪うなど投球の幅を広げ、チームも延長10回サヨナラ勝ち。「勝ち負けがつくのは本当に運任せ。ゲームをつくってチームが勝てた、そこに喜びを感じるしかない」と前を向いていた。

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2010年8月9日のニュース