西武 首位攻防戦3連勝で首位浮上!

[ 2010年8月8日 20:52 ]

8回、中島の適時打で勝ち越しの生還をした栗山を迎える西武・渡辺監督(右)ら

 【西武7-4ソフトバンク】西武はソフトバンクとの首位攻防戦に3連勝し、7月26日以来の首位に返り咲いた。厳しい戦いを制したものの、試合後の渡辺監督の表情はなかなか緩まなかった。

 指揮官は「総力戦になる」と予想していた。見立て通りの展開で、3―3の五回に中島の左前打で1点をリード。逃げ切りを図った八回1死一、三塁のヤマ場ではペタジーニに対して工藤を投入。だが、大ベテランの2球目が巨人時代の同僚にはじき返され、同点二塁打で振り出しに戻った。

 球場を失望感が包む中、再び打線が奮起した。試合前まで防御率0・41のファルケンボーグに、先頭の栗山が二塁打。「バントのサインが出てもしっかりやろう」という中島が粘った末に適時二塁打。フェルナンデス、ブラウンも続き3点を勝ち越した。

 打席ではバットの長さを微妙に調整していたという中島はこの3連戦で8安打8打点。首位へ押し上げる原動力となった。欲を言えば、すんなり八回表を終わらせたかったが…。

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2010年8月8日のニュース