巨人移籍右腕2年ぶり白星 目を潤ませ「夢のよう ホンマよかった」

[ 2010年8月8日 16:58 ]

移籍後初登板で7回無失点、2季ぶりの勝利を挙げた巨人・朝井

【4月22日】2006年(平18) 楽天、初モノづくしで1-0勝利

 【巨人7―0広島】楽天から移籍の朝井が巨人での初登板で好投。7回まで91球2安打6三振無失点で08年9月17日の日本ハム戦以来の白星をつかみ取った。
 プロ9年目、通算21勝右腕も「すごい緊張して足がガクガクしていた」という巨人での“デビュー戦”。栗原に2本の二塁打を打たれた以外は、直球で内外角を突いて追い込み、フォークボールを勝負球にして打者を仕留めた。突発的に制球に苦しむ楽天時代の姿もなかった。
 ヒーローインタビューでは「夢のよう。ホンマよかった」と繰り返し、長く勝てず、家族に心配をかけた日々を思い出し目を潤ませた。原監督から交代の時に「ナイスピッチングと言われたのがうれしくて」とウイニングボールをジッと見つめた。
 楽天で挙げた実績通りの能力を示したが、満足はしていない。「次にこういう投球が続けられるかが大事」。救世主になれるかどうかは今後次第。朝井本人が一番よく分かっていた。

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2010年8月8日のニュース