落とし穴なんの!野間口はダルフォームで先発ローテだ!

[ 2010年2月26日 07:14 ]

 【巨人担当・平尾 類】

 巨人の野間口貴彦投手(26)が完成間近の新フォームをひっさげて先発ローテーションの一角を狙う。昨オフからダルビッシュを参考に、投球の際に踏み出す歩幅を6足分から5足に縮める新フォームへ改造。「力まずに8割ぐらいの力で投げた方がいい球がいく」と球威が増して制球力も安定したが、思わぬ落とし穴が待っていた。20日の広島戦(サンマリン宮崎)で初回に4連打を浴びるなど3回2失点。走者を背負いクイックで投げた際に歩幅が5足分より広がり、バランスを崩したのが原因だった。

 フォーム修正へこの日はフリー打撃に登板。走者のいる状態を想定し、セットポジションから歩幅を5足分に保って87球を投げた。李スンヨプ、ラミレス、E・ゴンザレス、小笠原に安打性の当たりは計5安打。ラミレスからは「カットボールの(曲がる)軌道が早い。真ん中から外へ曲がるぐらいがちょうど良い」とアドバイスを受け「クイックの感覚を確かめたかった。これぐらいの力具合で投げられれば大丈夫。カットもしっかり制球すれば投球の幅が広がる」と自信を深めた。

 先発陣は内海、山口、D・ゴンザレス、東野が当確。日本ハムから移籍の藤井が一歩リードしている状況で残りの1枠をオビスポ、久保、西村、福田らと争う。オープン戦でアピールのチャンスは多くないが入れ込みすぎず“力8分”で投げられるかが野間口のポイントになりそうだ。

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2010年2月26日のニュース