中田は４の１、楽天５連勝で３位

５回日本ハム１死、中田が左前打を放つ

　【日本ハム１－４楽天】日本ハムは新型インフルエンザの集団感染が確認されてから、初の試合。札幌ドームは厳戒ムードに包まれた。

　ロッカールームやグラウンド周辺の関係者通路は既に消毒済みで、立ち入りのある球団職員や報道陣の多くがマスクを着用。マスク姿で練習を行う打撃投手もいた。
　試合開始直前には、選手会長の田中から「さまざまな対策をとりながら、この困難を乗り越えていきたいと思います」とのファンに対してのメッセージが電光掲示板で伝えられた。
　打線を大幅に変更した日本ハムは、二軍から昇格したばかりの中田を８番・一塁で先発起用。２回裏２死二塁の好機で迎えた初打席は楽天の先発・永井の前に３球三振に終わった。
　日本ハムの先発・多田野は３回表２死二塁から渡辺直に右中間２塁打、鉄平に本塁打を浴び、３点を先制された。
　中田の第２打席は５回裏、１死無走者で巡ってきた。永井の変化球を強引に引っ張って、打球は三遊間を突破。早速結果を出した。その後、村田の左二塁打でチーム初得点となるホームイン。
　追撃ムードとなった日本ハムだが６回表、多田野が鉄平に２打席連続本塁打を喫し、再び３点差。７回裏先頭打者の中田は遊ゴロに倒れた。４打席目は元大リーガー・福盛の前に空振り三振。チームも１－４で敗れた。
　勝った楽天は５連勝、５割に復帰して３位に返り咲いた。