「負ける時はこんなもん」高嶋監督「また来年」

[ 2009年8月20日 22:03 ]

都城商にリードを許し悔しそうな表情を見せる智弁和歌山・高嶋仁監督。甲子園通算勝利の新記録達成はならなかった

 【智弁和歌山1―4都城商】力負けだった。勝てば高嶋監督の甲子園通算勝利が単独トップの59勝となる智弁和歌山。攻守に圧倒され、昨年のベスト8に届かず敗退した。高嶋監督は「負ける時はこんなもん。今年甲子園に来て、二つ勝てたのはいいプレゼントですよ」と淡々と話した。

 1回にエース岡田が3点を失った。高嶋監督が「岡田におんぶに抱っこ」と言う打線は、援護しようにも5安打1点に抑えられ、10三振を喫した。「うちのいい当たりは正面。相手の当たりはよくなくても安打。そこが勝負の分かれ目」。最後まで攻略の糸口は見つけられず、2回戦のような終盤の逆転劇はならなかった。
 高嶋監督は「また来年、しつこく甲子園に出てきますよ」と笑みを浮かべ、甲子園を去った。

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2009年8月20日のニュース