日本文理 20安打で県勢25年ぶり8強

[ 2009年8月20日 06:00 ]

<日本文理・日本航空石川>13奪三振で完投勝利を挙げた日本文理・伊藤

 【日本文理(新潟)12―5日本航空石川(石川)】日本文理のエース伊藤が投打にわたる活躍でチームを新潟県勢25年ぶりの8強へ導いた。投げては初戦の藤井学園寒川(香川)戦に続く2ケタとなる13三振を奪い、打っても3安打。中でも6回には、大井監督が「あれで勝ったと思った」と振り返った会心の3ランを左翼スタンドに運んだ。

 初のお立ち台で「点を取ったあとに取られた。9回も3人で締めないと」。反省の言葉を口にしたものの、6回から8回にかけては5者連続三振。大阪入りしてから「落ちるようになった」という“縦スラ”がさえた。
 打線も毎回の20安打で12点の猛攻。「次も目の前の敵を倒す。歴史を変える」と伊藤。新潟勢として春夏を通じて初の4強入りへ意気込んだ。

 ≪日本航空石川 9回意地の3点も完敗≫4投手が毎回の20安打を浴びての大敗。今久留主監督は「完敗です。うちの投手は腕を思い切り振ったが、相手の打撃が予想以上だった」と潔く敗北を認めた。9回に3点を奪い「石川の代表として簡単に終わるなと指示した。あの粘りが新チームにもつながる」と2年生以下が経験を生かすことを期待した。

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2009年8月20日のニュース