“坂本ショック”!原監督「つながらない」

[ 2009年7月21日 06:00 ]

<横・巨>劣勢に厳しい表情の原辰徳監督

 【巨人1-7横浜】最下位相手に完敗。巨人の原監督は「打線がこのところつながらないね」と大きなタメ息を吐き出した。不動のリードオフマンである坂本が腰の張りでベンチから外れ、同じく腰の阿部も5試合連続で欠場。主力2人の不在が、9残塁と打線のつながりをも欠いた。初回2死満塁、3回2死一、二塁で打席が回ってきた小田嶋がいずれも凡退。7回に小笠原の適時打で1点を返した直後には、ラミレスが三ゴロ併殺。悪い流れは中軸にも伝染した。篠塚打撃コーチも「序盤に1本出なかったのがすべて。坂本の不在が痛い」と嘆いた。

 投げては先発・東野が今季ワーストの5回5失点で降板。横浜戦は3試合で0勝2敗となり、3試合連続で村田に一発を浴びた。「(村田に対し)やられ方が前回と一緒なので悔しいですけど、次はやり返さないと」と肩を落とした。

 開幕から首位を快走してきたが、ここに来て2位・中日が猛追。5月15日には9ゲーム差があったが、2・5差まで肉薄された。最近6日間で4・5ゲームを一気に詰められ、伊原ヘッドコーチは「(ゲーム差は)まだ関係ない。でも確かに現時点で一番強いのは中日」と戦々恐々。球宴明けの28日からは中日3連戦(東京ドーム)。竜の足音が確実に忍び寄る中で、いきなりの正念場を迎える。

 ≪小笠原11度目猛打賞も≫巨人の小笠原が今季11度目の猛打賞でチーム唯一の打点を挙げた。2安打1四球で迎えた7回1死一、三塁、左腕・石井から右前適時打を放った。これで打率は中日・井端に6毛差と迫るリーグ2位の・320に浮上。それでもチームが敗戦したとあって「状態は悪くない。打率?打たなきゃいけない場面で打てなかったこともあるから」と渋面だった。

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2009年7月21日のニュース