日本ハム決めた首位ターン!多田野粘投4勝目

[ 2009年7月21日 21:22 ]

 【日本ハム7―3ロッテ】日本ハムが4連勝で貯金を今季最多の15とし、前半戦首位を決めた。同点に追い付かれた直後の7回、スレッジの2点二塁打などで3点を勝ち越した。7回3失点の多田野が4勝目。ロッテは日本ハム戦5連敗。

 ≪不振スレッジが勝ち越し打≫追い付かれれば、突き放す。日本ハムは首位のチームにふさわしい巧みな試合運びで、得意のロッテをあっさりと退け、連勝を4に伸ばした。
 同点とされた直後の7回だ。稲葉が死球で出塁し、高橋が左前打で続いて無死一、二塁。不振だったスレッジが2点二塁打を放ち、すかさず勝ち越した。右寄りに敷かれたロッテの守備をあざ笑うかのように、左翼線を抜けた打球に「意識して左に打っていかないと。不振で苦しい思いをしていたからこそ、あそこに飛んでくれた」とスレッジ。狙い通りに飛んだ打球に、興奮気味だった。
 3回の好機には走塁ミス、7回には犠打失敗と反省点がなかったわけではないが、梨田監督は「うまく点数が取れた。ミスもカバーできた」。ロッテ戦5連勝で貯金は今季最多の15に膨らみ、リーグ制覇を果たした2007年以来、2年ぶりに首位で前半戦を終えることも決まった。
 首位の座にも、梨田監督は「今は故障者が少なくて、やれているだけ。また、大きな波はあるだろう」。勝ってかぶとの緒を締める。日本ハムにはすきがない。

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2009年7月21日のニュース