内海また…伝統の一戦11連勝で止まった

[ 2009年5月5日 06:00 ]

<神・巨>目のあたりをぬぐいながらマウンドを降りる内海哲也

 【巨人0-6阪神】悩める左腕で記録が途切れた。今季初勝利を目指して6試合目のマウンドに上がった巨人の内海が、4回2/3を5失点(自責3)で3敗目。球団新となる同カード12連勝はならず、チームの連勝も3で止まり「何も言うことない。調子?しっくりきてないです」とうつむいた。

 3回に味方の失策が絡んで2点を失い、5回は2死から3連打を浴びてKO。WBC日本代表で中継ぎ待機が多く、開幕までにフォーム固めができなかった影響もあるが、少しでも失点を抑えようとする粘りは、この日もなかった。それでも原監督は「内海はつらいだろうけど乗り越えなければいけない。ひとつの試練」と2軍に落とすことなく再起を待つ方針だ。
 打線も沈黙して今季4度目の零敗。特に内海が登板した6試合は5回までに計7点(平均1・2)しか奪えていない。打線が序盤に援護できずに内海が“根負け”する展開の繰り返し。5回2死満塁で凡退したラミレスは「次は(内海を)サポートしたい」と誓った。依然、貯金8で首位も、エースが不調では安心できない。誰もが内海の“開幕”を待っている。

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2009年5月5日のニュース