飛ばしに飛ばした!八木、価値ある3年ぶりの完封

[ 2009年5月5日 18:03 ]

 【日本ハム2-0ロッテ】日本ハムにとっては、1勝以上の価値があった。光ったのは豪雨の中、5回まで114球を要しながら無失点の八木。梨田監督は「踏ん張ってくれた。一人で投げてブルペンの投手を休ませられた。貢献度はすごい」と賛辞を惜しまなかった。

 9連戦の8戦目。前のカードの西武戦はすべて延長戦にもつれ込み、救援陣の負担は大きくなっていた。
 八木は先発として、求められる役割を理解していた。左腕は「雨が降るのはわかっていたので、できるだけ飛ばした」。直球は130キロ台前半だが、思い切り良くスクリューやスライダーを投げ込む。打席で雨を気にするロッテの打者とは対照的に、高い集中力で再三のピンチをしのいだ。
 新人王となった2006年以来の完封で、チームは4連勝。八木は「中継ぎが疲れていたし、役目を果たせた。自信にもなった」と充実感をにじませた。

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2009年5月5日のニュース