佑ちゃん奮闘!連投で優勝戦線残った

[ 2009年5月5日 06:00 ]

<立大・早大>7回、相手のミスから同点に追いついた早大先発・斎藤佑樹はキャッチボールの手を休めてガッツポーズ

 東京六大学野球春季リーグ戦第4週最終日は4日、神宮球場で早大―立大3回戦1試合が行われ、早大が延長14回の末に立大を3―2で下し、辛うじて優勝戦線に残った。前日の2回戦に続き先発した斎藤佑樹投手(3年)は、勝ち星こそつかなかったものの、7回2失点。2番手で7回を投げた大石達也投手(3年)が今季初勝利を挙げた。

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 またしてもチームの危機を救った。リーグ戦では昨春の早慶戦以来、2度目の2日連続の先発登板となった斎藤が7回2失点。勝ち星こそつかなかったものの、チームは延長14回の激闘の末に3―2で立大に競り勝ち優勝の可能性を残した。

 「心の準備はできていたので、そんなにビックリしませんでした。チームが勝ったのでホッとしてます」。4回に藤田、6回に浅田から三振を奪った際には通算20勝を挙げた前日には見せなかったガッツポーズも。延長の末、3時間46分の熱戦を制した斎藤は安ど感を漂わせた。

 2番手の大石も踏ん張った。8回から自己最長となる7回を投げ1安打無失点。「絶好調です」の言葉通り、連投にもかかわらずMAX151キロをマーク。勝ち点を落とせば2連覇が遠のく一戦で、斎藤と2人で貴重な勝利に貢献した。

 ▼早大・杉山(延長14回に勝ち越しの左翼への二塁打)パッとした安打じゃなかったですけど、凄くうれしいです。ホッとしました。

 ▼立大・坂口監督 早大の先発は松下君か斎藤君のどちらかだと思っていた。8回から12回まで走者を出せずチャンスをつくれなかった。

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2009年5月5日のニュース