燕打線 マツダスタジアム新!3発共演

[ 2009年5月5日 06:00 ]

<広・ヤ>3回、青木宣親は右越えに3号2ランホーマーを放つ

 【ヤクルト5-3広島】ヤクルトが、広島のゴールデンウイーク恒例祭「フラワーフェスティバル」に負けない花火を打ち上げた。青木、デントナ、畠山の共演弾で、満員御礼のマツダスタジアムで初のチーム3発をマーク。新球場は今回の3連戦前までの開催12試合でわずか6本塁打だったが、高田監督は「出るねえ。話が違うなあ」と冗談も飛び出した。

 まずは青木だ。同点の3回、無死一塁から直球を右翼席へ3号2ランを放った。広島市民球場より両翼が約10メートル、中堅が約8メートル広がったため「ちゃんと打ったけれど、結構ギリギリでした」と新球場の広さを実感しながらも、2試合連続の右翼席への一発。同球場は左翼方向へ風が吹くために右翼への打球は失速することが多いが、風に負けない力強い打球で完全復調を証明した。

 同点に追いつかれた5回には、新旧主砲が魅せた。4番・デントナが1死からスライダーを左中間へ勝ち越し6号ソロを運ぶと、2死後には昨季の4番・畠山も左中間へ今季初アーチ。今回の3連戦でチームは5本塁打をマークし、新球場の“常識”を覆した。

 昨季はリーグワーストタイのチーム83本塁打も、今季は開幕25試合で22本と年間126発ペースだ。ここ10試合で3点差以内が7試合とリリーフ陣の負担が大きい中、チームは連勝で首位・巨人を追走。高田監督は「接戦をものにする勝ち方もいいが、そろそろ打線が上がってくれば」と打線の爆発に期待をかけた。

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2009年5月5日のニュース