メッツの建さん、パイレーツ戦で初先発!

[ 2009年5月5日 09:41 ]

試合前に練習をするメッツ・高橋。後方は笑顔のブレーブス・川上

 40歳のオールドルーキーがさらなるチャンスをつかんだ。2日に日本選手最年長で大リーグ初登板を果たしたメッツの高橋建投手が、8日(日本時間9日)の本拠地ニューヨークでのパイレーツ戦で、初の先発マウンドに立つことが決まった。

 高橋は4日のブレーブス戦後、初先発への意欲を聞かれると「何も聞いていない」と驚きのコメント。それでも「チャンスをくれることはありがたいし、大切にしていきたい」と静かに語った。
 先発左腕ペレスが不調で、代役として白羽の矢が立ったのが、まだ登板1試合の左腕だった。「チャレンジになる。シーズン序盤だし、いろいろな可能性を探ることができる」とマニエル監督。初登板で2回2/3をぴしゃりと抑え、日本の広島で先発、救援で66勝を挙げた実績にかけた。
 同監督は一度限りの先発起用でないことも示唆。「良ければ、先発5番手になるかもしれないし、3番手にもなるかもね」とにやりと笑いながら8日の好投を期待した。
 高橋は4日の試合もブルペン待機。急な先発転向に調整は簡単ではないが「言い訳になるし、関係ない」ときっぱり。
 初先発で日本選手最年長での初勝利をつかむことができるか。「(メジャーで)長くやることが喜び。どこのポジションでも頑張りたい」。気負いなく、新たな一歩に挑む。

 ▼高橋の話 (先発について)まだ何も聞いてない。とにかくメジャーのフィールドでずっとやっていきたい。チャンスをくれることはありがたいし、大切にしていきたい。本当に監督に言われたら、気を引き締めていく感じになる。どこのポジションでも頑張りたい。(共同)

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2009年5月5日のニュース