松井秀困ったぞ、新球場はバッター三重苦

[ 2009年4月4日 06:00 ]

 ヤンキースの松井秀喜外野手(34)が2日(日本時間3日)、新ヤンキースタジアムで初練習を行った。外野の形状は変わらないが(1)バックスクリーンが小さくなり世界最大級の電光掲示板の影響か投手が近く感じる(2)一、三塁両方向のファウルゾーンが拡大(3)ベースからバックネットの距離が狭まり暴投での進塁が困難――という打者三重苦が発覚した。

 「あの電光掲示板の影響か、打席に立つと投手が近く感じるんだ。ファウルゾーンは広くなったし。ホームベースからフェンスまでの距離は短くなり、暴投でも簡単な進塁はできなくなった」とジラルディ監督。松井も「バックスクリーンが小さくなり、気になるところではありますね。これは実戦で確かめるしかない」と警戒した。打者が不利という条件は相手も同じだが、松井にとっては本拠地だけに打撃に与える影響は大きい。
 フリー打撃では29スイングで8発の柵越えを放ち「きょうだけかもしれないけど、打球がよく伸びましたね」と好感触も口にした。3日からのカブス2連戦で実戦テストを行い、本拠地開幕戦は16日のインディアンス戦。勝負の契約最終年に遭遇した本拠地のハンデを乗り越えるしかない。

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2009年4月4日のニュース