清峰エースの今村 亡き友の墓前へ報告

　センバツで初優勝した清峰ナインが３日、優勝旗を手に長崎県佐々町の母校に凱旋した。同県勢として初めて成し遂げた快挙に、同校では教職員や生徒、地元住民らが出迎えた。町立文化会館での報告会では、吉田監督が「試合に出ない選手や皆さんのサポートのおかげで優勝にたどりつくことができました」と駆けつけた約１０００人に感謝の言葉を口にした。今大会で４４回を１失点に抑えたエースの今村は「（祝福の）メールを２０件もらいました。少し休みがあるので友人の墓参りに行きたい」と昨秋に交通事故で他界した親友の霊前に優勝を報告するつもりだ。同時に「また絶対に夏に甲子園に戻りたい」と春夏連覇に視線を向けていた。