回複早く4日ぶりの練習も…記録への影響心配

[ 2009年4月4日 11:05 ]

 大リーグ移籍後、初めて故障者リスト(DL)に入った。その重苦しい事実とは裏腹に午後1時すぎにグラウンドに現れたイチローは半パンと軽快な姿だったという。

 4日ぶりの練習だった。トレーナーを相手にストレッチやランニング、軽いキャッチボールをこなした。その後は打撃ケージにも入り、ティー打撃を行うなど精力的に動いた。イチローが「開幕は出るつもりだった」というように約1時間半の練習は十分に回復ぶりを感じさせるものだった。
 変調はWBC期間中からずっとあったそうだ。「心が折れそうになった」と吐露するまで追い詰められた戦いだった。日本代表のユニホームを着る重圧は、周囲だけでなく、本人の想像も超えていたのかもしれない。
 これで開幕から8試合の欠場が決まった。日米通算であと2本と迫る日本プロ野球最多安打記録の達成も15日以降に持ち越しとなった。そして大リーグ新記録となる9年連続年間200安打達成にも微妙な影を落とす。
 「球団の判断なので仕方ない」。大リーグでの8年間でわずか欠場は16試合という鉄人が静かに復帰へ向けて動きだした。(共同)

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2009年4月4日のニュース