松坂「野茂さんを超えたことにはならない」

[ 2008年9月16日 12:30 ]

笑顔で取材に応じるレッドソックスの松坂

 野茂英雄投手を超えて日本人としてメジャー最多勝を挙げた松坂だが、偉大なる先輩にまだ追いついていないというのが自己評価だ。「数字の上では野茂さん以上の勝ち星を積み重ねたけど、それで野茂さんを超えたことにはならない。本当の意味で野茂さんを超えられるように頑張っていきたい」。

 本来なら投げにくい敵地のマウンドで松坂は登板前から心強い援護射撃をしてもらった。1回、オルティスが3ラン、ローウェルはソロと2本塁打で4点を先制した。
 レイズ戦は9日に5回3失点と悔しい思いをしたばかり。「同じ投球を続けるわけにはいかない」と雪辱を誓っていたが、3回1死から岩村に外角高めの速球を左翼に本塁打されるなど、制球はもう一つだった。それでも4回に打線が7点を加え、楽な展開となった。
 首位レイズと1ゲーム差で迎えた3連戦。勝率が高いため、2位でもプレーオフに進出できる可能性は高いが、以前松坂は「去年地区優勝したときのみんなの喜び方はすごかった。このために1年間やってきたという感じ。(プレーオフに出られれば)地区優勝しなくていいということではない」とチーム一丸で勝ち取る姿勢を強調した。
 今季レッドソックスが6連敗していたトロピカーナ・フィールドで、しっかり役割を果たした。(共同)

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2008年9月16日のニュース